デブ貸出サービス「デブカリ」 寄せられる“要望”がだいぶスパイシーだった

100kg越えの男女をレンタルする「デブカリ」。「大食い仲間が欲しい」「大量にドーナツを食べている人を見たい」…寄せられる要望は想像を越えていた。

デブカリ
(写真提供:デブカリ)

「大食い仲間が欲しい」「大量にドーナツを食べている人を見たい」──。

これらは100kg以上のデブをレンタルできるサービス「デブカリ」に寄せられた要望だ。需要が急増しているそのサービスの実態とは? しらべぇ記者は運営者であるマイコー社長を直撃した。


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■プロのデブが集結

※本文中に登場するデブの呼称について、差別的な気持ちは一切なく、本サービスを説明する単語として欠かせないためリスペクトの気持ちを込めあえて記している。

デブカリ

「デブカリ」がスタートしたのは今年4月。同サービスには性別、年齢、居住地が異なるさまざまな“プロのデブ”約100人が派遣要員として登録されており、1時間2,000円でデブをレンタルしたいと思った顧客が、その登録者をセレクトするシステムだ。

6年前に特大サイズのアパレルブランド「QZILLA by Mr.Bliss」を立ち上げている代表のマイコー氏は、「その当時、洋服のモデル選びに困りましてね。数々のプロダクションに相談してもらちが開かず、電車や街中でも太った人がいると『モデルになってくれないか』と声がけするくらいだったのです。同じような問題を抱えている人もいるんじゃないかと、デブだけの芸能プロダクションを考えたのがその始まりです」とその経緯について語る。

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■ぽっちゃりボディに「誇り」

デブカリ

企業だけでなく個人でもデブを借りたいと思っているんじゃないか、そう考えたマイコー氏は、「もっと手軽にデブをレンタルできるサービスにすべきでは」と思いを抱き「デブカリ」の計画を進めたという。

「デブ」というと蔑視のようにも感じてしまうが、そうではない。

「登録しているのは、みんなポジティブにデブを受け入れている人ばかり。悪口に一切感じていないし、誇りにも感じている。むしろ『デブで何が悪いの?』と痩せる気もない方ばかりなのです」(マイコー氏)。

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■デブの出世考える社長