菅野美穂、10年ぶり主演映画が公開 「毎日ギリギリ」と役に共感も
菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』。初日舞台挨拶にて、作品に対する思いが語られた。
28日、イオンシネマみなとみらいで映画『明日の食卓』初日舞台挨拶が行われ、主演の菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、そして瀬々敬久監督が登壇。役柄や、撮影について語った。
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■育児は綱渡り
『ジーン・ワルツ』以来10年ぶりの映画主演となる今作で、家事にも育児にも非協力的な夫(演:和田)とともに2人の息子を育てるフリーライターを演じた菅野。
自身の役を振り返り、「夫婦は、2人だけにしかわからない事がある。(菅野が演じた)留美子も、良くなかったところは絶対にあって。育児って本当に毎日ギリギリだから…綱渡りしててもちょいちょい綱から落ちるんですよ。そういう怒りは私もわかります」と共感し、2人の子供を実際に育てている母の顔を見せる。
劇中のケンカのシーンは壮絶だったと振り返り、和田は「菅野さんは(カメラ)テストのときと本番がガラッと変わる」と絶賛する。
■「風呂に入らなかった」弟に…
高畑が演じたのは、非正規の仕事を掛け持ちしながら、女手一つで息子を育てるシングルマザー。
そんな彼女から、通帳と印鑑を奪っていく弟を演じた藤原が「匂い立つ感じがあったらいいなと思って、数日お風呂に入ってなかった」と明かすと、目を丸くして「全然わからなかった…え、臭かったのかな?」と驚く。
高畑から「知らなくてよかったです…」とつぶやかれ、「言うか迷ったんだよな…」と苦笑いを浮かべる。