尾木ママ、適応障害について解説 「絶対的にかからない方はいない」
尾木ママが「適応障害」について解説。誰もがかかる可能性があるとして「支え合いで生活を」と呼びかける。
「尾木ママ」の愛称で親しまれている教育評論家・尾木直樹氏が27日、自身のAmeba公式ブログを更新。「適応障害」についてつづった。
■深田恭子が診断受け休養
26日には、女優の深田恭子が適応障害と診断を受け、出演を予定していたドラマを降板して芸能活動を休止し、治療に専念することを発表していた。
適応障害は、ストレスによって気分が落ち込んだり意欲が低下したりする精神的な症状や、頭痛や腹痛などの身体的な症状が現れる疾患。仕事や家庭などさまざまなストレスが原因とされる。
■誰でもかかる心の病
子供の心に関する著書もある尾木ママは、「誰もがかかる『適応障害』!」と題してブログを投稿。
適応障害になりやすい人に「真面目な頑張りすぎの方」「周りに合わせようと努力しすぎの方」「完璧主義の方」と挙げると、「絶対的に罹(かか)らない方はいないかもしれない。誰でも罹る心の病い」と説明した。
■コロナ禍は最悪の状況下
続けて、「ただ最近のコロナ禍は、いつもとまったく違うし、何よりも人とのつながりを断たれるわけですから、大変残酷です」とし、「誰にも激しいストレスを与えますから、最悪の状況下ではないでしょうか?」と指摘。
「本当に大人も子供も支え合いで生活しましょうよ。ワクチン接種が進み始めましたから、かすかでもゴールは見えてきましたから、あとひと踏ん張りですね!」とエールを送る。
さらに、「とくに子供の読書はストレス発散、心を落ち着かす効果が出ていますから、読書の機会サポートしてあげてくださいね」と呼びかけている。
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(文/しらべぇ編集部・けろこ)