『進撃』完結で話題のネタバレサイト 感想ブログとの違いを弁護士が指摘
海賊版漫画サイトに続く違法アップロードサイトとして話題にあがったネタバレサイト。個人が運営する「感想ブログ」との違いを弁護士に聞いてみたところ…。
無断でインターネット上に、コンテンツをアップロードし、広告収益を得る海賊版漫画サイト。これらが社会問題となり、大型の海賊版漫画サイトの運営者が逮捕された。
しかし現在では、また違う方法を使って漫画のアップロードを行ない、広告収益を得ているサイトが存在する。
■ネタバレサイトとは
そのサイトというのは、「ネタバレサイト」と呼ばれるもの。直接的に漫画をインターネット上にアップロードしていないものの、マンガの一部シーンの画像とともに、セリフを丸ごと掲載。ストーリーの「ネタバレ」をすることで、広告収益を儲けている。
同様のサイトでは、単行本やマンガ雑誌の発売日に内容のすべてを掲載しており、注目作の更新日や最終話などがとくに被害に遭いやすい。
■ネタバレサイト対策
そんな抜け道を突いた方法を取るネタバレサイトだが、次第に対策が進んでいる。先日、講談社はネタバレサイトに「連載中のマンガのほぼすべてのセリフが無断で掲載されていた」として、東京地方裁判所が著作権の侵害にあたると判断し、サーバーの管理会社に発信者の情報の開示を命じる判決を言い渡した。
また、人気作『進撃の巨人』の担当編集者・バック氏は自身のツイッターで作品の違法アップロードや発売前の情報漏洩を行なった複数の個人、アカウントに対して訴訟の手続きを進めていると明かした。それに併せ、「画像やテキストによる違法投稿について、国を問わず対応します」と釘を刺すコメントをしている。