賽銭箱に出現した「お金入れないで」 その誕生背景が素晴らしすぎると話題
兵庫県・神戸市の寺院にて見かけたという賽銭箱。そこに添えられたメッセージに「素晴らしい」と反響の声が寄せられている。
■副住職も、これにはニッコリ
今回の取材を快諾してくれた同寺院の副住職に、まずは件の説明書きに関する詳細を尋ねてみる。
こちらの張り紙は今年から新たに登場したものではないようで、伊藤氏からは「3月末から6月の初め頃の時期になると四十雀が巣作りにやってくるため、毎年このような説明書きを掲示させて頂いております」という回答が。
微笑ましい内容の説明書きがツイッター上で話題になっている件に関しては、今回の取材時に初めて知ったようで、終始笑顔を崩さぬまま応対してくれた。
■現在は賽銭が不可能…?
と、ここで気になるが現在賽銭は「不可能なのか」という点である。実際、ツイッター上には「こんなに素晴らしいお寺さんなら、ぜひ賽銭したいのですが…」「今は実質、お賽銭が不可能なのかな」といった声が少なからず上がっていたのだ。
こちらについて質問してみると、「本堂の方にある賽銭箱であれば、使用可能となっております」とこれまた笑顔での回答が返ってきた。寺院内には複数の賽銭箱が設置されており、件の説明書きが設置された賽銭箱はその内の2つだという。
摩耶山天上寺をはじめとする、多くの人の優しさに支えられた四十雀の雛たち。元気な姿で巣立っていく姿を想像すると、温かい感情が胸の内から湧き上がってこないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)