思わず出てくるガッツポーズの深い意味をチコちゃんが解説 グーとパーは意味が違う?
『チコちゃんに叱られる』で思わず出てくるガッツポーズを解説。集中力を高めるなど脳にいい影響を与える動作だった。」
■緊張からバンザイに
対して、試合終了時の喜びが出てくるときはバンザイに。緊張や興奮していると両手両足が左右同じで動いてしまうなど、思い通りに体が動かせなくなることがある。
体が思わず左右同じで動いてしまっているときは、感情をコントロールする前頭前野の働きがうまくいかなくなっている状態。前頭前野は感情のコントロールをしたり、集中力を促しているが、極度の緊張状態や興奮状態に置かれると前頭前野によるコントロールが暴走。
無意識にバンザイが出てくるのは興奮状態で、左右の手を別々にコントロールできず、両手が同じ動きをしてしまうからであると解説した。
■ガッツポーズは集中力を高める
反対に、片手のガッツポーズは、冷静な判断と正しい動作ができていることを前頭前野が確認していて、気持ちを落ち着かせる働きがある。そのため、試合中にグッと握りしめてガッツポーズをする機会が多いという。
さらに手をグーにすることにも秘密がある。哺乳類が身を守るために行う動きで、強く握る動作は集中力を高めて闘争心をかきたてる働きがあり、グッと拳を握りしめて力を込めることで、新鮮な皮膚感覚が能を刺激して力が湧くという効能もあるようだ。
なんとなく、意味も感じずにしていたガッツポーズだが、じつは科学的にも意味のある行動だった。普段人々が何気なく行っている行動でも、深い意味があることが多いのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)