小林よしのり氏、緊急事態宣言の延長をブログで批判 「まったくの無意味」
漫画家・評論家の小林よしのり氏が、期間延長が検討されている緊急事態宣言に異議を唱えた。
■延長の方向で固まる緊急事態宣言
緊急事態宣言をめぐっては、大阪・東京など4都府県を対象に4月23日に発令。当初、期間は同25日から5月11日までとされていたが、新規感染者数や病床使用率に大きな改善が見られないことから、政府が期間延長で調整し始めたと各メディアで報じられている。
これを受け、小林氏は「無意味な対策を続ける畜群」とのタイトルで自身のブログを更新。冒頭で、「早くも緊急事態宣言の延長の話が出てきた。来週11日で終了の予定だったが、今月いっぱい延長すると言い出すかもしれない」とこの報道に言及する。
■「まったくの無意味」と批判
続けて、「どうせコロナは全国に蔓延するまで終わることはないし、そこまでに感染する人数はインフルエンザ同様に数千万人いてもおかしくないし、それでも死亡者は一年に1万人程度だろう」と、新型コロナウイルスに関する自身の見解を述べる。
そして、「それは例年流行るインフルエンザの死者数と変わらないのだし、肺炎の死者数よりは確実に少ないのだから、コロナ死だけを特別視して恐がるのはまったくの無意味!」とし、緊急事態宣言は不必要だとの見方を示した。
■マスコミ・政治家・大衆の責任と指摘
さらに小林氏は、「これほど無意味な日々を作り出したのはコロナではなくて、第一の戦犯はマスコミであり、次にポピュリズムに堕す政治家の総合知不足のせいである」とも綴る。マスメディアがコロナに対して危機感を煽り、そこに政治家が追従したと強く批判を展開した。
また、「そして、自分の頭で考えぬ大衆も、罪を逃れられない」と報道の受け手側に関する批判も展開。最後も自身の門下生の話を絡めつつ、「コロナ禍-自分の頭で考える個はいるのか?」と太字でその主張を強めた。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)