痴漢で逮捕されたオネエタレントが地上波テレビ出演し炎上 取り上げられなかった司法の闇

全身真っ黄色のコスチュームで町中を徘徊し、「リアルピカチュウ」と呼ばれている濱田雄馬がテレビ東京に出演し話題を呼んでいる。

2021/04/29 10:30

■筆者との縁も

筆者は、じつをいうと濱田とは11年来の付き合いだ。初めはTBSラジオの毒蝮三太夫が町中に出て客と話すコーナーで2010年秋に一緒になった。その時は青いシャツに、首から「濱田雄馬」と書かれたボードをさげていて印象に残った。

初めて話したのはマック赤坂が大阪市長選2014に出馬を表明した内輪向けの会で、濱田と私がともに参加し、意気投合した。痴漢逮捕された電車では、途中の駅まで私は濱田と一緒で、私が降りた後に犯行に及んだことを考えると何の巡り合わせかと思ったものだ。

逮捕の一報を聞くや、弁護士を手配するために複数の法律事務所に電話もした。


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■鹿児島から単身上京した苦労人

濱田は鹿児島県いちき串木野市出身で、実家は鹿児島ではよく知られたラーメン屋である。高校卒業後、芸能人を目指して単身上京。アニメーションの専門学校に通った。学費は自分で稼いだ。

本人がYouTubeで告白しているが、生計をたてるために、男性に売春するウリセンで働いたことも、失業して生活保護になったこともある。今年で31歳になるが、『しくじり先生』に出てもいいような壮絶な過去を持った苦労人である。

濱田と筆者が疎遠になったのは、痴漢逮捕に対して当初から罪悪感が希薄で、事件後も変わらずに芸能活動を続けたことだった。厳しいことを口にするのが耳障りだったのだろう、それ以来、濱田から避けられるようになった。

しかし、それは現在の司法制度に因るところも大いにあるので、そのことを論じてペンを置きたい。

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