古市憲寿氏、小池知事の要請に苦言 「戦時下の扇動的な政治家」
古市憲寿氏が小池都知事の要請に苦言。強すぎるメッセージが逆の方向に作用してしまうことを懸念した。
■小池知事が路上飲みなどに警鐘
28日には東京都内の新規感染者数は925人で3カ月ぶりに900人を上回ることとなった。
小池都知事は、前倒しで行われた定例会見で「繁華街をはじめとする人の流入が抑えられていない」と指摘。「路上飲みは絶対にやめていただきたい。バーベキュー・キャンプなどの屋外レジャーやホームパーティ・飲食店への持ち込みも感染リスクがある。警察と協力して声掛けを強化する」と話していた。
■「戦時下の扇動的な政治家」
古市氏は、ニュース報道の記事を引用しつつ、「完全に戦時下の扇動的な政治家と同じになってしまった」と指摘。「戦争の翼賛体制を批判するように、去年と今年起こったことはずっと忘れたらダメだと思う」とつづった。
続けて「東京都のバカな政治家が強烈なメッセージを出すほど、ゴールデンウィークに都民が地方へいきたくなるってことがわからないのかな」とも。
「リゾートでのホテルステイは問題ないと思うけど、いつも会ってない高齢者との飲食の機会がある規制を誘導するような自体になっている」と強いメッセージが逆の方向に作用していることを示唆した。
■今年のゴールデンウィークはどうなる?
去年のゴールデンウィークは全国に緊急事態宣言が発令されていた。関東地方は、湘南や三浦半島に人が集まってしまい話題となっていた。
今年のゴールデンウィークは東京や大阪などの都市が緊急事態宣言が発令。中でも東京はアルコールを提供する店に対して自粛を要請したり、街灯以外の消灯を要請したりしている。
2021年のゴールデンウィークがスタートするが、新型コロナ感染拡大を抑えつつ超えることができるだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)