股間を蹴られた男性がタマ1つを失う 傷害事件で酒乱男に実刑判決
酒癖の悪い人は嫌われる。一緒にお酒を飲むこと自体、誰にとっても不安でしかない。
イギリスのパブで、酒癖の悪さでかねてからマークされていた30代の元調理師の男が、別の男性客に暴行を加えて逮捕された。当初は暴行事件として扱われていたが、その後、被害者の下半身に異変が生じていることが判明。傷害事件として改めて裁判が行われたことを、『The Northern Echo』『Metro』などが報じた。
■周囲に絡む酒癖の悪さ
2018年3月、事件はイギリス・ダーラム州のビショップオークランドにあるパブで起きた。酒癖が悪いことで知られるリチャード・アラン・ウェルドンという31歳の男が、以前から嫌っていたある男性客を見つけて絡み、口論に発展。激しい暴力を浴びせて通報された。
警察によれば、ウェルドンは以前もその男性と喧嘩して店から追放されたことがあり、それ以来、男性を個人的に恨むようになっていたという。
■睾丸に痛みと腫れ
当時、アルコールばかりかドラッグの影響下にもあったウェルドン。殴られ、頭突きされた男性は、頭部や左耳などが腫れ、めがねを割られ、あざも生じたが、最も深刻なダメージを受けたのは、蹴り上げられた股間だった。
月日が経っても片方の睾丸の痛みが引かず、むしろ腫れてきていると感じ、男性は泌尿器科を受診。腫瘍が生じていることがわかり、医師が「取り除くべき」と判断したことから、睾丸1つの摘出手術が行われた。
■睾丸を失い苦しむ被害者
ウェルドン被告は傷害容疑で改めて起訴され、その裁判がダーラム刑事法院でこのほど開廷。被害者の男性は「股間の痛みからは何とか解放されましたが、睾丸を片方失ったことで男としての自信や自尊心を失い、事件のトラウマにいまだ苦しんでいます」と述べた。
一方、被告は反省の弁を口にするも聞き入れられなかった。陪審員は被告に有罪の評決を下し、続いてジェームズ・アドキン判事が懲役1年10ヶ月の実刑判決を言い渡している。
■酔って暴力を振るったことは?
しらべぇ編集部が全国の20〜60代男女1,363名に調査を行ったところ、全体の7.9%が「酒に酔って暴力を振るったことがある」と回答した。
酒乱、酒癖の悪い人は嫌われる。気づくと深酒している、飲むとつい気が大きくなる、感情のコントロールが効かなくなるなどの自覚がある人は、一日も早く依存症の専門家に相談してほしい。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国の20〜60代男女計1,363名(有効回答数)