遺書には「残された者が悲しむくらいなら全員で」 19歳双子が家族4人と無理心中
一家は仲良しの近隣住民にも、我が子のうつ病や自殺願望について明らかにすることはなかった。
アメリカ・テキサス州の民家で、一家全員の悲惨な遺体が発見された。双子による遺書が存在するため、警察は一家無理心中が起きたものと見ているという。地元メディアの『CBS Local/DFW』『1080 KRLD』などが伝えた。
■19歳の双子による無理心中
テキサス州コリン郡のアレン市で5日午前1時ごろ、ある民家で一家6人の遺体が発見された。長年にわたり一家と友人付き合いをしていた近隣住民から「様子がおかしい」との通報を受け、警察が現場に急行した。
遺書が存在することや現場の状況から、警察はその後、19歳の双子が起こした一家無理心中事件と発表した。
■うつ病を乗り越えられず
この事件で犠牲となったのは、父親のトウヒドゥル・イスラムさん、母親のイレンさん、兄のタンヴィルさん(21)と祖母のアルタフン・ネッサさん。いずれも拳銃で撃たれ、現場は血の海と化していた。
家族全員を殺し、続いて自ら命を絶ったと見られる19歳の双子は、兄のファルビンと弟のファルハン。ともにうつ病を患っており、徐々に自殺を考えるようになっていた模様だ。