性行為動画がアプリに流出した女教師 ハッキング被害の主張は通らず休職へ
女教師が意図的に投稿したのか、それとも本当にハッキング被害に遭ったのか。真相は闇の中だ。
アメリカの女教師による性的な動画が、ある日突然スマートフォンのアプリに流出した。それは勤務する高校の男子生徒の間で、瞬時に拡散。教師はその責任を問われ、休職するハメになった。『Knewz』『abc LOCAL NEWS 8』ほかが報じている。
■性行為動画がアプリに
アメリカ・イリノイ州ロックアイランド郡のモリーン市にある公立モリーン高校。昨年11月、この学校に勤務する女教師の性行為動画が、写真・動画共有アプリのスナップチャットにいきなり投稿された。
本人が事態に気づいていない様子だったため、校長であるトリスタ・サンダースさんが警察に通報。学校中が大騒ぎになっていることを受け、女教師は休職を余儀なくされた。プライバシー保護の観点から、教師の名前は明らかにされていない。
■スクリーンショットが拡散
女教師は、自身のアカウントを誰でも閲覧できるよう設定していた。そのため、多くの生徒が彼女の猥褻動画を目にしたという。
スナップチャットのデータは閲覧が済むと自然に消える仕組みになっていることから、なかには動画のスクリーンショットを撮り、友人とのグループチャットに送信する生徒も現れた。
教師の性行為に大興奮の者もいれば、「気づいていないようなら本人に知らせたほうがいいのでは」と心配する者もいたという。
■ハッキングと主張
女教師に非常事態を知らせてくれたのは友人であり、その後は拡散した分も含めて動画・画像を削除するスナップチャットの運営者に交渉。ハッキング被害が事実であることを示す証拠もあるようだ。
校長や教育委員会が行った聞き取りで、女教師は「動画はハッキングされた」「生徒に見せるつもりはなかった」などと主張したが、休職処分の状態が続いている。録画したのは自分だという落ち度が、釈明を受け入れてもらえない理由かもしれない。
■刑事告訴には至らず
その動画が意図的に投稿されていた場合は、未成年である教え子たちへの性的虐待に相当する。警察はそれを疑いつつ調査を進めたが、立証は困難で、女教師の訴追には至らなかった。ただし、彼女が学校に戻ることはいまだ許されていないという。
様々な対策が取られてもなお、オンライン上でトラブルや事件に巻き込まれる被害者の数は増加傾向にある。世の中があまりにも便利になりすぎたツケが、回ってきているとでもいうべきだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)