炭酸飲料がシュワシュワ感じる理由をチコちゃんが解説 二酸化炭素が原因ではない?
『チコちゃんに叱られる』で炭酸飲料がシュワシュワする理由について紹介。解説に対し驚きの声も寄せられた。
2日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「炭酸飲料を飲んだ時のシュワシュワってなに?」が注目を集めている。
■炭酸飲料の正体は…
チコちゃんの気になる回答は「水素イオンがチクチクするから」という。炭酸飲料の作り方に秘密があるようだ。炭酸飲料のフタを開けた時やコップに注いだ時にシュワシュワと音を出しながら泡立つ。これの正体は二酸化炭素である。
二酸化炭素に高い圧力をかけると低い温度の水にたくさん溶けるという二酸化炭素の性質を利用して、水に二酸化炭素を溶かしたものが炭酸飲料。
これをいざ飲むときにフタを開けると気圧が急激に低くなり、二酸化炭素が一気に噴出。プシュッと音がなる。コップに注いだ時にできる泡は、注がれた衝撃で液体の中の二酸化炭素が泡となって見える状態である。
■二酸化炭素だけではない
口の中で感じるシュワシュワの正体は、この二酸化炭素の泡だと考えられがちだが、それは勘違いなのだという。二酸化炭素の泡だけでは、シュワシュワを感じないようだ。
炭酸飲料を飲むと口内の酵素が働き、二酸化炭素と水が結びつく。そうすることで、炭素分子が生まれるが、不安定で崩れやすいため、すぐに別れてしまう。
炭素分子は重炭酸イオンと水素イオンにわかれるのだが、その際に水素イオンが口内の痛みセンサーに刺激を与える。そうすることでシュワシュワ感じる。
■驚きの声相次ぐ
炭酸飲料の秘密を明かしたチコちゃんに対し、「あのシュワシュワって二酸化炭素じゃないんだ」「ずっと二酸化炭素だと思ってたから意外だった」と水素イオンがシュワシュワの正体であったことに驚くコメントが多く寄せられていた。
炭酸飲料の秘密について正しく認識できていた人は多くないかもしれない。こうした実生活で役に立つかはわからないような豆知識を知ることができるのもチコちゃんの魅力の1つだ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)