竹書房、「ポプテピ」でドガシャアされたビルから移転 新社屋は破壊の心配なし?
老舗出版社・竹書房が29日をもって移転。新たなビルは「破壊」される対象になってしまうのだろうか…。新ビルを視察した。
コミック誌『近代麻雀』『まんがライフ』、webコミック『まんがライフWIN』などで知られる出版社「竹書房」が3月29日に本社を東京・飯田橋から隣町の半蔵門に移転。
JR飯田橋駅に張り出された「移転のお知らせ看板」が、ネット上で大きな反響を呼んでいる。
画像をもっと見る
■ビルは解体準備中…
飯田橋駅前を通る「目白通り」沿いにあった旧竹書房ビル。2019年、ツイッター上に突如ビルが売却されたこと、さらには今後解体される予定であることが取り沙汰され、話題を集めていた。
いち出版社の移転。さほど珍しい事象ではないと感じるかもしれないが、“あの竹書房”となれば、ネットファンたちは黙ってはいなかった。
反響のきっかけになったのが、近年同社の知名度を一気に上げた4コマ漫画『ポプテピピック』である。
■クレイジーな最終回
竹書房が運営する『まんがライフWIN』で連載されている同作は、想像を絶するブラックユーモアがふんだんに練りこまれたギャグ漫画。作品のキャッチフレーズの“とびっきりのクソ4コマ”である。
複数回の打ち切りを経て現在シーズン6に突入しているが、2015年11月に終了を迎えたシーズン1の最終回では、「ドガシャア」の音とともに出版元・竹書房ビルを真っ二つに破壊するシーンが登場。
「すべての人の愛するものを消しさり 無に帰してくれようぞ」というセリフとともに、「こんな漫画は打ち切ってクリーンな出版社を目指すゾ〜」と、控えめに言ってもクレイジーなコメントで有終の美が飾られていた。
最終回で出版社を殴ってぶっ壊す漫画は名作の法則。 pic.twitter.com/xpvwEmEm0y
— まんがライフWIN編集部 (@life_win) November 4, 2015