「裏切っている感じが僕も好き」 崎山蒼志、新曲『逆行』に込めたこだわり

ドラマ「賭ケグルイ双」の主題歌に起用された崎山蒼志にインタビュー。制作の裏話から最近のトピックについて語った。

大人しそうな雰囲気も一度ギターを握ると一変、パーカッシブな演奏と唯一無二の歌声を武器に、破竹の勢いで快進撃を続けているアーティスト・崎山蒼志(19)。

着々と知名度を上げている彼が、この度Amazon Prime Videoにて独占配信中のドラマ「賭ケグルイ双」に主題歌『逆行』を書き下ろした。本人にインタビューを行い、楽曲についてまた最近の活動について話を聞いた。


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■メジャーデビューでさらに進化

楽曲の話を聞く前に、まずは彼の近況について尋ねてみることに。

———中学3年生の時に出演した『バラエティ開拓バラエティ 日村がゆく』(AbemaTV)で一躍話題になってから3年が経ち、今年の1月にメジャーデビュー。目まぐるしく環境が変わったと思いますが、活動や心境に変化はありましたか。

崎山:本当に「一変した」という感じですね。今までにないような有名なフェスに出させていただけたりしまして、当時は浮き足立っていたと思います。


でも、縛られることなくライブとかもできていましたし、割と自由奔放にやらせていただけた2、3年だったんじゃないかな…逆に今は地に足を付けて活動できていると思います。


———当時の反響はものすごかったのでは…?

崎山:放送後の1週間くらいは200、300…1,000と地味にフォロワーが増えていって「やっぱりAbemaTVさんはすごいなぁ」と思っていたら、その後あるユーザーさんのツイートがバズッていろいろな場所で話題にしていただいたという感じです。


普段、学校ではあまり話しかけられない感じだったのですが一気に話しかけられるようになったり、親戚から連絡が来たりしまして。家族とは「こんなに反響あるんだね」と話してました(笑)


———正直、私もそのツイートで衝撃を受けた中の一人です(笑) ちなみに、メジャーデビューをしたことで「楽曲製作に関して幅が広がった」ということはあるのでしょうか。

崎山:そうですね。メジャーデビュー後はアレンジャー(編曲家)の方と出会ったということもありまして、今まで以上にやりたいことができていると思います。

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■一人暮らしで意外な発見

———最近に限ったことではないですが、飲食店で崎山さんの楽曲が流れていたり、またYouTubeに「歌ってみた」等の動画がアップされていたり、ご自身の知名度が上がることに関してはどのようなお気持ちでしょうか。

崎山:素直にありがたいなと思いますし、嬉しいですよね。ただ、以前より楽曲の完成度に気をつけたり、今まで僕の曲を聞いたことがない人を意識して楽曲製作に臨んだりしています。


———なるほど。また最近の出来事でいうと、つい先日一人暮らしを開始されたと伺いました。実際にされてみていかがですか。

崎山:今まであまりお米を炊いたことがなかったので、初めて自分のために炊いた白いお米を見た時、なんか感動しちゃいましたね(笑) あとは掃除とか洗濯を経験して、改めて「母すげぇな…」と実感しました。


———ははは(笑)崎山さんといえば、音楽に携わっている年数が長いということもありますが、持ち曲の数も多いですよね。こうした「新しい刺激」が新曲のひらめきに繋がったりするのでしょうか。

崎山:そうですね、今のところ「お米炊けた」の曲はないのですが、「自立」をテーマにした曲をすでに書き始めていたりします。


ただ、最近よく「自分の音楽ってなんなんだろう」と考えていて、改めて完成度だったりを反省することが多いです。だから日々いろんな音楽を聴いて研究もしていますね。

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