電車で聞こえた咳の音、周囲を見ると… 気まずさ打ち消す「英国流」テクニックに注目
新型コロナウイルスの影響もあり、例年より咳がしづらい昨今。花粉症の影響での咳による「気まずさ」を緩和させる方法をご存知だろうか。
決してありがたくない春の風物詩・花粉症に苦しめられている人は、かなり多いことだろう。新型コロナウイルスが猛威を昨今では、たとえ離れた場所で咳やくしゃみをしても、周りの目が気になってしまうものだ。
じつは、そんな「気まずさ」を手軽に緩和させるテクニックが存在することをご存知だろうか。
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■一転してロックスターに変身
そのテクニックは、ツイッターユーザー・まちさんが昨年投稿したツイートに登場し、話題に。
本文には「マスクしてても咳すると周りから怪訝な目で見られるから、即座に『Today is gonna be the day…』と歌うことで、『なんだ、OasisのWonderwallの出だしの咳をやってたのか』と思わせて、怪訝な目を回避している」とつづられており、コロナ禍にあって「咳がしづらい」というフラストレーションを抱えていたユーザーたちの心を強く打ったよう。
同ツイートは1.2万件以上ものRTを記録している。
マスクしてても咳すると周りから怪訝な目で見られるから、即座にToday is gonna be the day‥‥‥と歌うことで「なんだ、OASISのWonderwallの出だしの咳をやってたのか」と思わせて怪訝な目を回避している
— まち (@wish_blur) February 26, 2020
■一体どういうことなのか?
何を言っているのか全く分からない…という人のために補足すると、ツイートで紹介されているのはイギリスのロックバンド・Oasisの名曲を活用したテクニック。
Oasisといえばギャラガー兄弟の兄弟喧嘩や、フロントマンであるリアム・ギャラガーの自由奔放さに裏付けられたようなサウンドが印象的なバンドだが、しっとりとしたバラードを演奏させても天下一品である。
中でも世紀の名盤として名高い2ndアルバム『(What’s the Story)Morning Glory?』の3曲目を飾る「Wonderwall」は、バンドを代表する名曲と読んでも過言ではない。
こちらの楽曲は「ゴホンッ」という咳き込む音からイントロが始まるため、うっかり街中で咳をしてしまった際も、歌い出しさえミスらなければ「再現度の高いWonderwallの完コピ」として誤魔化すことが可能なのだ。なお、歌い出しの「Today」は「トゥ〜デ〜ィ」と発音した方がリアム節を強調できる。
だが、こちらの咳は割と大人しめなため、むせるほど尋常でない咳が出てしまった際は「Alright Now!」と続け、イギリスのハードロックバンド・Black Sabbathの楽曲「Sweet Leaf」を歌っているフリをすると良いだろう。
これらはほんの一例に過ぎず、日常生活に潜んだ「ありがちなトラブル」を解決するヒントが、UKロックの中にはまだまだ潜んでいるのだ。