テレ東『青春高校3年C組』の終了 奪われたものと見出したもの

突如、終了することとなったバラエティ界の大プロジェクトは、何を生み出すのだろうか。

■中井りかのポテンシャル

中井りか

また夕方時代に抜群の存在感を発揮していたのが、毎日のサブMC である副担任を務めるNGT48の中井りかだっただろう。

中井は、若手アイドルながら巧みに生放送の進行を務め、またキレのあるツッコミをし、時にはボケることもする。おぎやはぎにも、中井の進行を、明石家さんまのテンポのようで入り込めないと評されることもあった。

NGT48の騒動の余波を受けてか、深夜に移動してから中井がいなくなったのは、青春高校にとっても大きな損失だった。


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■リモート形式を見出す青春高校

番組が夕方から深夜に移動するとまもなく、世の中はコロナ禍へと突入した。青春高校は、4月21日にはリモート放送をいち早くとり入れる。

そこで起こったのは、コントなどお題に合わせて一定時間パフォーマンスをすることが得意な生徒の活躍だった。黒木美佑は、萌え台詞を演じきる能力をいかんなく発揮。

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■リモートの可能性と限界