10代少年がたまたま遊んだ廃工場で落下死 突然の別れに遺族は悲嘆
いつもは行くはずもなかった場所で、少年にアクシデントが発生。死が近いことにも気づかぬまま、旅立ってしまった。
■重なった偶然
亡くなった少年は外に出かけるのが嫌いなタイプだった。しかし少年の父親によると、このときの外出には“ある事情”があったのだという。
その事情とは、たまたまコンピュータが壊れてインターネットでは遊べなくなったため、外出を決めたこと。そして友人らと向かった先が古びた廃工場だったといい、そこでの落下事故が早すぎる死につながったと話した。
■悲しみに暮れる家族
穏やかで、誰に対してもとても優しかったというこの少年。重傷を負っても死が迫っていることには気づかなかったとみられ、心配する家族に向かって「あと5分だけ寝るからね」と話したという。
「本人は、(死ぬのではなく)眠るつもりだった…。そう考えると慰められます」と家族はメディアに話し、少年の冥福を祈った。もしコンピューターが壊れなければ、そしてもし廃工場に行き屋根によじ登らなければ、少年は今日も家族と微笑んでいたに違いない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)