「学校にミニスカやヘソ出しで来ないで」 小学校から保護者への警告で炎上
TPOに合った適切な服装や言葉遣いをしようという感覚。これは誰から学ぶことが多いのだろう…。
子供が小学校高学年でも20代という若々しいママ、ファッション雑誌から飛び出てきたようなお洒落なママもいる。そして、露出度が高めというママも…。ある小学校が各家庭に送った注意のメールが波紋を広げていることを、英国のメディア『The Sun』『Metro』などが報じている。
■「服装もエチケットの1つ」
英国・ウエストサセックス州のクローリーにあるシーモア・プライマリー(SeymourPrimary)。最近、この小学校は各家庭に対し、あることについて「理解と協力を求めたい」とするメールを送った。
件名は「Playground Etiquette(校庭におけるエチケット)」で、「お子さんの送迎の際に、露出度の高い服で来ないで」とお願いするものだった。全員が不適切なスタイルで現れているわけではなく、ごく一部の母親たちについてだと書き添えられている。
■へそ出しにバスト強調派も
メールのなかでは、やめてほしいというファッションが具体的に挙げられていた。それは目のやり場に困るヘソ出し、胸の谷間を強調したトップス、ミニスカート、パジャマ、下着のように見える透けた服、スリッパなどだった。
同小学校の教頭および副校長のキャロル・コリンズさんとエマ・アードリーさんは、大人は自分たちが模範となって子供たちに適切な服装、整容の概念を教える立場にあると訴えている。
しかし「学校はセクシーなスタイルを競うファッションショーの場ではない」といったキツい語調が、母親たちの反発を買ってしまったようだ。
■ネットの声もさまざま
この話題をメディアが紹介すると、「学校は必要以上に批判的で、権限を超えてうるさく意見してくる」といった小学校側を批判するコメントも。
同時に「パジャマで学校に来るなんて、子供が友達にからかわれる原因になる。母親にはある程度きちんとしていてほしいのでは」「たとえば教師がミニスカートやパジャマ姿で教壇に立ったら、親は騒ぐでしょう? その場に合った服装や言葉遣いはやっぱり大切です」と指示するコメントなど、たくさんの声が寄せられている。
TPOに合った適切な服装をするという感覚は、確かに人生の随所で役立つもので、子供時代からの導きも大切なのだろう。だが「社会に出れば年月とともに順応する」という人も多いようだ。
■「もうママなんだから」にイラッ?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、「子育て中の女性への世間の風当たりが強すぎる」と回答したのは全体の36.4%。男女差はあまりないようだ。
性年代別で見ると、最も多かったのは30代女性の42.8%。「服を選ぶときに『もうママなんだから…』と言われるとイラッとする」と言う30代のママは多い。そうした葛藤を周囲はもっと理解し、頭ごなしの否定だけは控えたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)