吉村知事、マスク会食への専門家の一言に怒り 「珍しくお口が…」と驚きも
吉村洋文知事がツイッターを更新。専門家の「効果はない」との見解に怒りをあらわにした。
大阪府の吉村洋文知事が、17日に自身のツイッターを更新。府が推奨している”マスク会食”へのある指摘に、怒りの声を上げ話題になっている。
■従来の方法ではなく…
いくつかの自治体が推奨してきたマスク会食。飲食の際、口に食べ物を運ぶときにだけ、片耳のヒモを外すというものだが「面倒くさい」などの声もあり、大阪府では別のものを提案していた。
記者会見で知事自ら実演したそれは、食べるときにマスクをずり下げてアゴに引っかけるというもの。「マスクをずらす」という点は変わらないものの、ヒモを取らなくていいという手軽さに注目が集まっていた。
■「効果ない」に怒り
17日、吉村知事が怒りをあらわにしたのは、この府推奨のマスク会食への批判だ。添付された記事には、この方法への賛否の声が引用されており、その中に「専門家からは漫然とマスクを上げ下げすれば『効果はない』との指摘も」という一文があった。
これに対し吉村知事は「じゃ、その専門家は、マスク会食の別の普及方法を提案して下さい」とコメント。さらに「マスク会食は今なお全く普及していない。その現状は放置?」「100点でなければ0点のままを許容する発想ではクソの役にも立たない」と怒りの声を上げた。
■ネット上には労いの声も
コメント欄には、府が提案するマスク会食自体への賛否の声は当然見られたものの、一方で温厚なイメージをもたれることも多い知事が、感情を強く出している点への驚きの声も。
「知事、珍しくお口が…。 腹の中の状況がよく伝わってきます」「お疲れ様です。いろいろ大変ですが頑張って下さい」といった声が寄せられていた。
「やらないよりやる方が絶対いい」と、兼ねてよりマスク会食の徹底を訴えている吉村知事。今回の批判は「専門家」という立場であっただけに、黙ってはいられなかったのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・東水 壮太)