母乳育児グループSNS管理者に批判殺到 覗き見希望の男性が有料で参加
母親と赤ちゃんのため、気軽に相談できる場のはずだったグループ。だが許しがたい理由で、強制閉鎖となった。
母乳育児中の母親たちが参加し、情報や意見を交換しながら楽しんできたFacebookのあるグループ。だが気味の悪い現象が起きるようになり、管理者との間でトラブルが起きた末、閉鎖に追い込まれてしまった。オーストラリアの『7NEWS.com.au』などが報じている。
■参加者に男性からメッセージ
22,500人もの参加者がいた、母乳育児中の女性のためのFacebookのグループ。育児や母乳の悩みなどを母親同士で気軽に相談し合える場として大変な人気を誇っていたが、ある時から、参加者の女性たちに男性からメッセージが届くようになった。
「母乳をあげているアナタの写真を送ってほしい」「母乳を売ってほしい」といった内容のメッセージに、参加者たちは「気持ちが悪い」と震撼。何か大きな問題が起きていると誰もが感じたという。
■閲覧料を徴収していた
メッセージを受け取った女性たちは管理者へ相談。「個人情報は漏らしていないから安心してほしい」と言われたが、参加者たちの間では不信感が募っていった。
やがて管理者は、「男性は私達のいい収入源になっている」として、驚きの事実を明らかにした。男性たちから閲覧料を徴収し、グループへの参加を許可していたというのだ。
これに参加者たちは激怒。メッセージのやり取りを公開しながら、管理者を徹底的に批判した。その後に同グループは閉鎖され、別の管理者が「今度こそ健全に」と新グループ設立に向け立ち上がったという。
■「特殊なフェティシズム」
この事態は、海外の人気掲示板『Reddit』でも炎上する騒ぎとなった。
コメント欄には「気持ち悪い」「トイレを覗き見されたも同然の恥ずかしさ」と腹を立てる意見が並んだが、「特殊なフェチを持っているだけで、そう悪いことではないと思う」「問題は男性がスパイのように侵入していたことと、お金をもらって管理者もグルになっていたってことでしょう」という声も。
母親と赤ちゃんのためのコミュニティーが、男性の趣味嗜好と管理者のがめつさの犠牲になったのは、登録者たちにとって許しがたいことだ。
■60代男性が最も覗き見
覗き見といえば、温泉の露天風呂を連想する人もいるだろう。
しらべぇ編集部が全国20〜60代男女1,537名を対象に調査したところ、「温泉で異性の風呂を覗き見しようとしたことがある」と回答したのは全体の9.0%だった。
圧倒的に男性の割合が高いことが判明したが、20代男性の14.6%を抑え、もっとも多いのは60 代男性の16.5%だった。
覗き見は軽犯罪法違反、そして壁や塀に穴を開ければ器物損壊罪にも問われる。事実が明らかになれば、社会的地位や家族の信用も失うだろう。絶対に許されない行為だ。
・合わせて読みたい→新型コロナ感染で母乳が黄緑色に? 専門家は「体内で作られる抗体の影響」
(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)
対象:全国20代~60代の男女1537名(有効回答数)