6割が記者会見での質問に不快感 存在意義を問う声も
物議を醸すことが多い記者会見の質問。世間はどう感じているのか
■50代女性の声は?
50代女性のFさんは、記者の質問についてこう語る。
「不倫記者会見で浴びせられる記者の質問が非常に不愉快と感じた。とくに『妻と不倫相手のどちらが好きですか』という質問は、凄く意地悪だし、真意が不明だった。
記者に言わせると謝罪や釈明会見は『袋叩きにしないと意味がない』ということですが、相手を思う気持ちも大事でしょう。悪意に満ちたものや、揚げ足を取ろうとするなど、イジメているように聞こえる質問は自重してほしい」
■会見の意義を問う声も
40代男性のBさんも、不愉快な質問を聞いた経験を持つ。
「政治家の記者会見で、記者の主張を話しているように聞こえることがある。また、わざと怒らせようとしているように思える内容も多く、取材対象が怒ったところで何も解決にならない。
そういう姿を見ていると、記者会見自体、必要ないのではと感じる。取材対象だけでなく取材側の価値も下げるような質問しかできないのならば、廃止したほうがいいのでは」
本調査では58.4%が「不愉快」と感じたことがある記者の質問。以前よりも質が問われるようになり、世間の目は厳しくなっていることは明らかだろう。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女3,140名 (有効回答数)