交際間もないシングルマザーを殺害した男 12歳娘への暴行目的で接近した疑いも
カッとなりやすく酒が入ると暴力的になり、衝動的な犯行を繰り返してきた男。最後に犠牲となったのは、罪のない12歳の少女だった。
ロシア・スヴェルドロフスク州で以前、30代の母親と娘が殺害される事件が起きていた。このほど容疑者の男が殺人ほかの罪で起訴されたが、男が母親に近づいた真の目的は、じつは彼女の娘であったかもしれない。英国のメディア『The Sun』などが報じている。
■女性とその娘を惨殺
その殺人事件は、スヴェルドロフスク州のニジニ・タギル市の民家で2年ほど前に起きた。
オルガさんとだけ明らかにされている当時36歳の女性は、ナイフで首と胸をめった刺しにされ、当時12歳だったオルガさんの娘は首を絞められて殺害。ふたりの遺体を発見したのは、翌日に訪ねてきたオルガさんの母親だった。
司法解剖により、娘のみ性的暴行の被害も確認されている。
■受刑者の男が浮上
この事件について、警察は2年にわたり捜査を続けてきた。事件当日、オルガさんは自宅で彼女の誕生日を誰かと一緒に祝っていた形跡があり、交友関係にある人々をすべて当たる必要があったという。
DNA分析を経てついに浮上したのは、アレクセイ・ズィダーノフという35歳の男。2019年に車を盗み、6年の懲役刑が下った受刑者だった。
■酒で暴力的に
オルガさんとの関係について、ズィダーノフ受刑者は「地元のある食料品店で出会い、デートするようになった」と説明。事件当日はオルガさんの誕生日を祝うため、彼女の自宅に招かれたという。
だが酒を飲むうちに口論となり、「帰ってほしい」と言われ、ズィダーノフ受刑者は衝動的にキッチンのナイフを手に取った。さらにオルガさんの娘の部屋に入り、強姦した後に首に電源コードを巻き付け、殺害したと供述している。
■接近の目的は娘か
オルガさんを惨殺した一方、性的な欲求を12歳の少女に向けたズィダーノフ受刑者。オルガさんとデートし始めて間もなくこの事件を起こしており、母親に接近した目的は実は娘だったとも考えられることから、さらに厳しい警察の取り調べが続いている。
車の窃盗に、未成年者への性的暴行と2件の殺人という重い罪が加わったことで、裁判で有罪判決を受けた場合、終身刑が言い渡されるのではないかという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)