全世界で1億冊売れた『進撃の巨人』の超巨大本が話題 講談社に発売理由を聞いた
価格15万円の巨大本の売れ行きは果たして。後のプレミアム化を期待する声も。
2021/03/04 18:20
別冊少年マガジンで連載中の人気漫画『進撃の巨人』は、4月9日に最終回を迎える。そのクライマックスにあわせた超大型版コミック『巨人用 進撃の巨人』限定発売が話題を呼んでいる。
■価格は15万円
コミック版はすでに33巻発売されており、全世界で1億冊売れたという。今回発売される『巨人用 進撃の巨人』は、通常の新書サイズコミックの6倍から7倍ある。縦は約1メートルあり、重さも約14キロ。
中には『進撃の巨人』の第1話と第2話が収録してあり、全96ページの巨大本に保存ケースが付いている。収納箱+輸送箱で厳重に梱包されて、注文者に宅配される。
3月6日(土)昼の12時から講談社オンラインストアのみで販売し、先着100冊で締め切られる。価格は15万円(税別)だ。
■100冊完売で世界記録達成
今回の販売はギネス世界記録挑戦もかねている。現時点では、ブラジルのサンパウロで発売されたコミック(6,976.02平方センチメートル)が、出版された最大の漫画本として2018年8月にギネス世界記録認定されている。
『巨人用 進撃の巨人』は、その記録越えを目指しており、100冊完売した場合には新ギネス世界記録として認定される。
■意見はまっぷたつ
SNS上では「字が大きくて読みやすそう」、「通販限定なのが残念。本屋で見てみたい」や「後にプレミアムがつくことを期待」、「どんな人が買うのだろう」といった声があがっている。
講談社広報は、しらべぇ編集部の取材に対して「じつは社内でも確実に売れるという意見がでる一方で、全く売れないという声があがった。正直始まってみないとわからないが、ぜひ売れてほしいと願っている」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)