東京都、28日のコロナ新規感染者は329人 前週比57人増・高齢者激増に不安も
東京都が発表した28日の新型コロナウイルス新規感染者数は329人。とくに65歳以上の高齢者が131人と大きく増加した。
東京都福祉保健局が発表した28日15時時点の東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数(速報値)は、329人となった。重症者数は前日から1人減って67人、65歳以上の新規感染者数は75人増えて131人だった。
■2日連続で前週比増
21日は272人と1週前から99人減少していたが、28日は反転増加して57人増に。対前週比が増加するのは27日に続いて2日連続となる。
なお、前日と比較すると8人減少している。
■前週比は8割超え
直近7日間の移動平均は277.4人で対前週比81.2%。感染抑制の目安となる7割を切る状態には至らず、2日連続で大きく上昇している。
また、年代別では、30代が最も多く50人、80代が45人、20代が43人と続く。高齢者の感染がとくに増加した。
男女別では男性132人に対して女性は197人と、女性が大きく増加。参考となる3日前(2月25日)のPCR検査実施件数は、7,139件と発表されている。東京都の累計感染者数は111,676人となった。
■舛添氏「宣言解除に慎重な意見も」
厚生労働大臣も務めた舛添要一元東京都知事は、ツイッターを投稿。3月7日に控える緊急事態宣言の解除に対して「慎重な意見が強まるだろう」と観測を述べている。
本日の東京都のコロナ感染者329人、検査数にもよるが、昨日(337人)からあまり減っていない。この傾向だと、3月7日の緊急事態宣言解除に慎重な意見が強まるだろう。経済への打撃は、ますます大きくなる。飲食業をはじめ、倒産する企業が増えてしまう。しかし、一方で変異株市中感染への心配もある。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) February 28, 2021
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)