松村北斗、一人二役的な難役に挑戦 耶雲監督が語るその芝居への前向きな姿勢

松村北斗と森七菜のダブル主演『ライアー×ライアー』の耶雲哉治監督と文筆家の折田侑駿氏が語り合う。

耶雲哉治・折田侑駿・活弁シネマ倶楽部

SixTONES・松村北斗と女優・森七菜がダブル主演の『ライアー×ライアー』(2月19日公開)の耶雲哉治監督が、WEB番組『活弁シネマ倶楽部』に初登場。文筆家の折田侑駿氏がMCを担当し、企画の成り立ちや、主演2人の魅力について語った。


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■原作の「まさか」が見事に成立

原作は、漫画家・金田一蓮十郎氏による同名コミック。両親の再婚で義理の弟になった同い年の透(松村)と、同居中の恋愛経験ゼロの女子大生・湊(森)が、ある日、親友・真樹(堀田真由)の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出たところ、偶然にも透に遭遇する。

湊はとっさに自分のことを別人の「みな」だとウソをつき、それを信じた透は、みなにまさかの猛アプローチをかけることに。普段はお互いに冷たい態度を取り合っている2人だが、見たこともない健気で一途な透の姿に、湊は真実を言い出しづらくなり、挙句の果てには「みな」として付き合うことになってしまう。

「まさかそんなことが…」と、つい呟かずにはいられないストーリーだが、そんな「まさか」が、同作では見事に成立している。

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■松村主演で動き出した企画

少女マンガを原作とした映画作品が大好きだという折田氏は、これまでにこの手の作品を数多く鑑賞してきて、同作の企画の経緯にも興味津々だ。そんな折田氏に耶雲監督が同作の成り立ちを語った。

耶雲監督によると、同作のプロデューサーの田辺圭吾氏は、過去に松村が出演した映画『坂道のアポロン』を製作。この時、田辺氏と松村が「芝居」というものについて、いろいろと語り合ったという。

そこで、「松村北斗という俳優を主演にして、何か企画を立てられないか?」と動き出し、挙がってきたのが『ライアー×ライアー』の実写化だった。

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■「こういったハードルも超えられる」