タイガー・ウッズ、自動車事故で両足首を粉砕骨折 後遺症や骨髄炎の不安も

車を大破させる横転事故を起こした、タイガー・ウッズ選手。スポーツ選手にとって肝心要の足首に、ひどい損傷を受けていることがわかった。

タイガー・ウッズ
(Czgur/iStock Editorial/Getty Images Plus/写真はイメージです)

プロゴルフのタイガー・ウッズ選手(45)が、ロサンゼルス市近郊で現地の23日朝に車を大破させる横転事故を起こした件で、気になる続報が飛び込んできた。手術はすでに終了しているが、もっとも深刻なのは足首に受けたダメージだという。


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■中央分離帯などに次々と激突

タイガー・ウッズ選手が起こした事故の状況について、かなり明らかになってきた。

ロサンゼルス郡保安官事務所のアレックス・ビラヌエヴァ氏によれば、ハンドル操作を誤ったウッズ選手の車は、最初に中央分離帯に接触し、車線を横切るようにして縁石に乗り上げ、木に衝突。そのはずみで何度か横転した後、道路からかなり逸れた地点で止まったという。

どれくらいのスピードが出ていたのかは明らかにされていないが、ブレーキを踏んだ形跡はなく、シートベルトを着用し、エアバッグが作動したことだけが幸いだったという。

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■手術は終了

現地の記者会見でも、タイガー・ウッズ選手が負った足のダメージについて、たくさんの質問が飛び交った。ウッズ選手の体を引き出す作業のは難航し、フロントガラスを割り、そこから体を引きあげたという情報もある。

その後、左右両脚に単純骨折ではなく複雑骨折を負ったウッズ選手は、深刻な外傷の治療ではトップレベルのハーバー・UCLAメディカルセンターに運び込まれた。すでに手術は終了している。

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■押しつぶされ砕けた足首

最新情報では、足首を粉砕骨折していることが明らかにされた。事故による強い衝撃で足首が押しつぶされた状態が想像される。

粉砕骨折で恐れられているのは、何といっても後遺症だ。治療により骨、皮膚、筋肉は修復されても、砕けた骨や破片が血管や神経を傷つけている場合、かつてのように自由に歩く、走るなど動くことができなくこともある。

そうでなくとも、リハビリは長期にわたり、大変忍耐を強いられるものになるだろう。具体的にどのような状況で運び込まれ、現在どのような容態なのか、さらなる情報を待つばかりとなっている。


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■開放粉砕骨折だった場合

また、足首の骨が皮膚を突き破る「開放粉砕骨折」であった場合、怖いのは各種の細菌が入り込んで骨髄で増殖し、難治の「骨髄炎」となる危険性もあるという。

足首を救うか、命を救うか、細菌感染の状況によっては、切断を余儀なくされる開放粉砕骨折の症例もゼロではない。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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