3割が直面する孤独死の危機 回避の方法を模索する人も
社会問題化する孤独死。自分の身への危機感について調査を実施した。
■危機を感じている人の話は?
孤独死の危機を感じていると話すのは、40代女性のOさん。
「夫と離婚し、子供もいない。それに、結婚は『もういいかな』と思っている。現状コロナ禍で出会いもないし、このまま1人で生きていくということになると、当然孤独死の危機は感じている。
幸い私には親友が2人いるので、6日連絡が取れない場合は『孤独死したと思って家に来てほしい』と言ってある。そういう繋がりがあるだけ、マシなのかもしれないですが…」
■男性も覚悟を口に
50代男性のSさんも、孤独死の覚悟を口にする。
「独身のままずっとここまで来てしまったので、孤独死は『するもの』として考えている。両親が亡くなり、弟がいますが疎遠なうえに家庭をもっているので自分の面倒を見てくれるとは思えない。
今後孤独死をどう回避するかを考えていきたいとは思っていますが、心筋梗塞など突然死してしまったら、誰にも気づかれないまま数日間は放置されるんだろうなと。覚悟を決めて生きるしかないですね」
深刻化する孤独死だが、民間警備会社の見守りやサービス付き住宅など、防止する取り組みも行われている。また、厚生労働省では全国の自治体が行っている孤立死(孤独死)防止対策事例を取りまとめ、都道府県などに通知し、高齢者が安心して暮らせるコミュニティー作りを推進している。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女3,140名 (有効回答数)