元生徒の全裸撮影教諭にひろゆき氏も「埼玉県マジでやばい」 詳細を教委に聞いた

元生徒の全裸写真を撮影した教諭の処分が物議。いったい現場では何が起きていたのか。

2021/02/22 12:55

■大人同士のやり取り

埼玉県教育局県立学校人事課は、しらべぇ編集部の取材に対して「世の中の批判も理解できる。正直苦しい処分内容だった」と率直な想いを語った。元生徒が当時20歳だったことから、「大人同士でのやり取りで悪質性はなかった」と最終的に判断したという。

埼玉県には、懲戒処分の基準として「『児童生徒』に対してわいせつな言動等不適切な行為を行った職員は、停職又は減給とする。この場合において不適切な行為が特に悪質なときは、当該職員は免職とする」といった規定がある。

しかし、今回の事案は男性が卒業後だったため、この規定は適用できなかったという。そのため、一般的なセクハラ事案の規定を適用したとのことだ。また、「被害を受けた元生徒が警察に被害届を出し、刑事処分がくだされていれば教委としての処分内容も当然違っていた」と述べた。


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■不祥事根絶プログラムを発表

埼玉県教委は、教諭の不祥事が続発していることを受けて、不祥事防止研修プログラム「未来を育てる 私たちの使命と誇り」を今月5日に発表。そのマニュアルは全88ページに及び、具体的事例を通して不祥事を根絶していこうという取り組みだ。

各学校で、このマニュアルを使ったグループ討論などが今後実施される予定。担当者は「一人ひとりの教員が自分のこととして捉えて、まわりの教員達にも注意喚起していってほしい」と述べた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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