強姦犯と疑われた男性が汚名に耐えきれず自殺 母の嘆きは大きく

強姦罪に問われ裁判を受けた男性が、無罪判決を受けた。それでもショックは大きく、最後まで立ち直ることができなかった。

■癒えなかった心の傷

グラントさんはその後、ある女性と出会い、交際を開始。一緒に暮らし始めたが、不安定なグラントさんに関係の維持は困難で、追い出されて母親の家に戻ることになった。

ひどく落ち込んだグラントさんは涙を流し、「すべてが嫌になった」と母親に心境を吐露。泣きながら眠ることもあり、母親も心配していたという。


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■男性の自殺と母の嘆き

2020年6月のこと、母親が仕事から帰り目にしたのは、意識不明の状態に陥ったグラントさんの姿だった。

その後、グラントさんの死と遺体を確認した検視官は、「首を吊って自殺した」と断定。不安症状、鬱、さらには強姦犯と呼ばれる苦悩も、要因になったという見解を示した。

母親はグラントさんの死を振り返り、「精神的に苦しむ男性への支援は、(女性に比べて)不十分だと思います」とコメント。「男性だって、苦しみを打ち明けてもいい」「息子の死から、そう気づいていただきたいと思います」とも語っている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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