強姦犯と疑われた男性が汚名に耐えきれず自殺 母の嘆きは大きく
強姦罪に問われ裁判を受けた男性が、無罪判決を受けた。それでもショックは大きく、最後まで立ち直ることができなかった。
無罪判決を受けたものの、「ずっと強姦犯と思われて生きていくはめになった」と考え苦しんだ男性。結局、選んだのは死だった。先立たれた母の声などを、『The Sun』ほかが伝えている。
■悩み多き子供時代
英国で暮らしていたグラント・タウンゼントさん(26)には、暗い過去があった。
子供時代に経験したいじめや慕っていたオジの事故死など、つらい経験に苦しんだグラントさんは、徐々に精神的に不安定に。その結果、悪い仲間と遊ぶようになり、人から誤解されることも少なくはなかったようだ。
ついには女性を強姦した容疑で罪を問われ裁判を受けたが、容疑を否認し、無罪を主張した。
■無罪でもショックは大きく
裁判を受けたグラントさんは無罪判決を受けたものの、強姦犯と疑われたショックはあまりにも大きかった。
「強姦犯としての汚名はずっと晴れない」と考えて落ち込むようになり、外出さえも困難に。それでも心配する母親には「大丈夫だよ」と強がったというが、母親はある日、グラントさんの部屋で遺書らしきものを発見。
そこには死を願う言葉に加え、「僕はやっていません、無実なんだ」とも書かれていたという。