無邪気にまとわりつかれるのに拒否感を覚え… 14歳少年が姉の7歳娘を殺害
「とにかく小さい子供が好き」「幼いいとこや姪や甥がかわいい」と言う人はとても多い。だが、全員ではないことも事実だ。
小さな子供が好きな人や一緒に楽しく遊べる人がいる一方で、幼い子に甘えられるとどうして良いか分からない、小さな子供は苦手だという人もいる。トルコで起きた事件の話題を、『The Sun』『News Break』など英米のメディアが報じた。
■7歳の少女が行方不明に
トルコ・ギレスン県のブランチャックでこのほど、イクラヌルちゃんという7歳の女の子が突然行方不明になった。
警察および地元ボランティアの約150人が複数のグループに分かれ、警察犬、ドローン、赤外線カメラなどを伴って捜索活動を展開。その結果、少女は自宅から約7km離れたアダコイ・クリークの川から、遺体となって発見された。
■すぐ上の姉に協力を求める
亡くなった少女が最後に一緒にいたのは、母親の弟で、自身にとっては叔父にあたる14歳の少年だった。地元警察による事情聴取を受け、少年はイクラヌルちゃんの殺害を認めた。
「犯行後にすぐ上の姉に連絡したところ、遺体を川に捨てるのに協力してくれた」と供述したことから、その姉も逮捕されている。
■泣き叫ぶ少女の口を手で覆う
ただし少年は、殺意や計画性については否定している。「腕を引っ張ったり叩いたりしてくる姪に腹が立ち、叩いたところ倒れて大声で泣き叫んだ。静かにさせようと口を手で覆っているうちに、呼吸が止まってしまった」と説明したという。
現在、遺体の司法解剖が行われており、川に投げ捨てられた時点で心肺停止の状態だったか否かを、詳しく調べている。
■無邪気な幼さにも苛立ち
取り調べのなかでわかってきたのは、少年が幼い姪と一緒に過ごすことを、快く思っていなかったこと。健気に、そして無邪気にまとわりついてくる様子に、苛立ちが募ってしまうことだった。
最愛の娘を弟に殺され、妹も死体遺棄や証拠隠滅に加担していたという事実に、イクラヌルちゃんの母親はひどく打ちひしがれている。なお、遺族のプライバシーを重んじ、被害者のファーストネーム以外は報じられていない。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)