高温油をかぶった20代女性が彼氏に「化け物」と罵られ… 体と心の傷を克服中

揚げ物の油ハネは、シミにもなるので注意が必要。フェイスシールドは新型コロナ対策だけでなく、揚げ物にも使えると評判だ。

2021/02/21 16:30

女性・顔・痛い
(MamikaStock/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

道行く人が振り向くほどかわいらしい顔立ちを誇っていた女性が、たった一度の揚げ物の失敗で、人生を狂わせてしまった。顔が変わり果てるほどの大やけどを負った23歳の女性の話題を、イギリスの『The Sun』や『Eminetra』が報じている。


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■高温の油に水を注ぐ

シンガポールのシャーリーン・チュウさん(23)が、このほどメディアの取材に応じ、「オーストラリアのメルボルンに留学していたとき、とても悲劇的な事故が起き、人生を台無しにしてしまいました」と明らかにした。

当時交際中だった恋人に食べさせようと自宅でドーナツを揚げたが、火を切り忘れ、その後しばらくするとキッチンから煙が漂ってきた。パニックに陥ったシャーリーンさんは、高温の油が大量に入っているフライパンをシンクに運び、水道水を勢いよくかけてしまったという。

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■二度の大がかりな皮膚移植

油は大爆発を起こし、彼女の顔面、首、肩を直撃。救急車が呼ばれ、病院へと運ばれた。3度というかなり重いやけどを負ってしまったシャーリーンさん。顔面は、あっという間に大きな水膨れで覆われ、その後、二度の大がかりな皮膚移植手術を受けている。

「すっかり変わり果てた酷い自分の顔を、鏡で見るのがつらい。ひどいトラウマになっています」と悲痛な思いを吐露している。

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■ドーナツを喜んだ彼は去ったが…

シャーリーンさんは1ヶ月ほどで退院したが、ドーナツを美味しそうに頬張っていた彼氏は、「酷い顔の彼女はいやだ。君は化け物みたいに見える」と告げ、去って行ったという。

あまりの悔しさ、悲しさと怒りで、シャーリーンさんはシンガポールに帰国。顔に加圧式矯正バンドを装着している彼女を通行人は笑い、ヒソヒソ話に涙が堪えきれなくなる日々が続いた。

しかし徐々に「私の身体は、やけどを克服しようと頑張ってくれている。そう思ったら心が強くなり、自信が湧き、穏やかな気持ちでいられるようになりました」と語れるようになり、心の傷に立ち向かっている様子を見せているそうだ。


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■過半数が火傷を経験

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査を実施したところ、全体の53.5%が「火傷を負ったことがある」と回答した。

性年代別で見ると、最も割合が高いのは、喫煙経験者が多いとされる50代男性で66.9%、続いて60代男性の63.7%だった。しかし40代以下では、料理をする機会が多いせいか女性の割合が高いようだ。

火傷を負った経験者の割合

揚げ物、暖房器具やその給油、コタツの消し忘れにタバコの火の不始末。特に乾燥が続く時期は、各地で火災が相次いで発生している。日頃から十分に注意し、万が一のために消火器の使い方をしっかり勉強しておくことも大切だ。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年2月1日~2019年2月4日
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)

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