小池都知事、橋本聖子氏の会長就任にコメント 「アスリートの目線で…」
東京オリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子前五輪相が就任。それを受け小池百合子都知事が声明を発表した。
辞任した森喜朗氏に代わり、18日東京五輪・パラリンピック組織委員会長に就任した橋本聖子前五輪相。それを受け、東京都の小池百合子都知事が「大いに期待しております」と声明を発表した。
■「アスリート目線での大会運営」
東京都オリンピック・パラリンピック準備局はこの日、小池都知事のコメントを公表。
「本日、東京2020組織委員会会長に橋本聖子氏が就任されました。橋本会長は、オリンピックでは冬季、夏季あわせて計7大会出場されるなど、アスリートとしての経験も大変豊富であり、アスリートの目線での大会運営も行っていただけることと大いに期待しております」と就任を評価した。
■男女平等
橋本新会長は、就任会見で「組織委員会の女性比率を40%にする。多様性と調和ということをしっかり打ち出し、提言させていただく」と急ぎ改革に着手することを明言している。
森前会長が女性蔑視発言で辞任したこともあり、小池都知事は「女性活躍担当大臣も兼務されており、東京2020大会の理念である『多様性と調和』の具体化も図られていかれるものと存じます」と、男女平等の推進に対しても期待感を示した。
■「関係者とともに一丸となって」
東京オリンピックは7月23日に開幕だが、新型コロナウイルスの拡大、さらには組織委員会のゴタゴタと問題はまだまだ山積みだ。
「都は開催都市として、コロナ感染症対策に万全を期し、アスリート、子供たちはじめ多くの方々が待ち望む安全・安心な大会とするため、引き続き、橋本組織委員会会長はじめ、国、IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)など全ての関係者とともに一丸となって取り組んでまいります」とバックアップする姿勢を改めて示した。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)