槍玉にあがる菅首相の「住居」問題 加藤官房長官は「万全を期している」連呼
加藤勝信官房長官が定例会見に臨み、“首相の住まい”について記者陣からの質問に答えた。
■「万全を期す」繰り返す
また菅首相の官邸への緊急移動については「総理大臣の警備、警護に関する具体的な内容については、今後の警備に支障を生じさせる恐れがあることから回答は差し控えたい」と説明。
「いずれにしても総理の身辺の安全確保ついては警察において万全を期しているところ。初動対処体制については危機管理に遺漏がないよう万全を期している」と繰り返した。
■やや呆れ気味で…
ちなみに今回何かと槍玉に上がった赤坂議員宿舎から官邸への移動だが、直線距離で250メートルほどと徒歩圏内。13日、菅首相は23時23分に議員宿舎を出発し、約5分後には官邸に到着している。
この5分間の移動手段については明らかにされなかったが、加藤官房長官は繰り返される質問に半ば呆れながら「総理が公邸に入居するかどうかは、諸般の状況を含めて勘案しつつ総理が判断するものだと思う。今回の対応においても、政府の危機管理に支障が生じていないものと認識している」と淡々と話した。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤星生)