エスカレーターの乗り方に関する条例が誕生? ネットでは「これは賛成」
埼玉県で、エスカレーターの乗り方に関する条例案の提出を検討していることが発覚。ネット上では納得の声が
9日、埼玉県議会自民党県議団が、エスカレーターの乗り方に関する条例案を議会に提出する見通しであることを、『読売新聞』が報道。これを受けて、インターネット上では大きな反響が寄せられている。
■エスカレーターの乗り方に関する条例
報道に寄ると、埼玉県の自民県議団は、19日に開会を予定している2月定例会にて、「県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例案」を提出する予定とのこと。同条例では、エスカレーターでの転倒や転落事故を防ぐため、利用者に歩いたり走ったりせず、止まった状態で乗るよう努力義務が課されるようだ。
条例制定を検討したきっかけは、エスカレーターで走ったことが原因で転倒するといった「乗り方不良」の事故が年々増えていることだそう。現在、自民県議団は事業者に課す責務の範囲については慎重に検討しているという。
■ネットでは早くも反響
今回の報道を受けて、ツイッター上では「こうなったら、エスカレーターにふたり分のスペースがなくてもいいんじゃないか?」「下手にエスカレーターで動くと危ないからこれは賛成だね」など、多くのユーザーから条例案に納得する声が上がっている。
また「昔、エスカレーターで走ってる人にぶつかって、落ちかけたことあるから助かる」「エスカレーターって結構怖いからこれはいい取り組み」といった声もあがっており、これまでにエスカレーターの乗り方が原因で、怖い思いをしたことがある人も少なくないようだ。
■エスカレーターの暗黙の了解
階段を登ることなく、楽に移動できるエスカレーター。その一方で、先を急ぐ人のために左右どちらかに寄り、空いた片側から追い越すという習慣があることも確かだ。
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女3,140名に調査したところ、全体の24.9%が「エスカレーターの片側空けはおかしい」と回答している。
朝の通勤ラッシュ時の駅構内などでは、急いでいる客が他の人を押し除け、トラブルに発展するケースも少なくない。今回の条例案が成立した際の変化に期待したいところだ。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)
対象:全国10代~60代の男女3,140名 (有効回答数)