体長227センチ! ギネスも認めた「世界一ノッポな犬」が8歳で天国へ
大きな体で実は甘えん坊のフレディくん。毎日たくさんの愛情を注いでいた分、飼い主の悲しみは計り知れない。
「世界一ノッポな犬」としてギネスブックに登録されていた犬が、残念ながら天国へ旅立った。ギネスブックが公式サイト『GUINNESS WORLD RECORDS』で伝え、愛犬家が集うウェブサイトで話題に。飼い主のSNSには、哀悼の意を捧げるたくさんのコメントが寄せられている模様だ。
■8歳という若さで…
イギリス・エセックス州に住む、クレア・ストーンマンさんの愛犬“フレディ”くん(グレート・デーン種)。
彼は鼻先から尻尾の先までの長さが7フィート5.5インチ(約227cm)もあり、体高は3フィート4インチ(101.6 cm)、体重95kgという驚きのサイズで、2016年にはギネス世界記録が『世界一ノッポな犬』と認定していた。
しかし残念ながら、この度8歳の若さで天国へ旅立ってしまった。
■きょうだいで一番小さかった
フレディくんは母親にミルクを十分に与えられず、一緒に生まれた子犬たちの中で一番小さかった。みじめで哀れなその姿を見るに見かねて、クレアさんが引き取ることに。それが最初の出会いだった。
フレディくんはクレアさんのもとですくすくと育ち、いつの間にか「世界一ノッポな犬」へと成長。ギネス世界記録に認定されると世界中にファンを作り、メディア露出のたびにSNSではフォロワーが急増していった。
■実は甘えん坊
ギネスブックの編集長は、「フレディはとても優しい犬でした。大きい体で、クレアさんにピョンピョン飛び跳ねながら甘える様子がとても可愛かった。フレディが座ると、大きなソファが狭く感じられる。彼の身体測定をしたときのことは一生忘れません」と初めて出会った日の感動を回顧。
「ギネス世界記録への登録を一緒にお祝いできて、大変喜ばしいです。安らかに眠ってください」と述べている。
ちなみに2011年に体高3フィート6インチ(106センチ)の記録で「世界一背の高い犬」としてギネス記録に認定されていたアメリカ・ミシガン州のゼウスくんも、2014年わずか5歳で死亡している。
■悲しみに暮れるクレアさん
クレアさんは「彼はただ大きいだけでなく、とても愛情深く優しい心を持っていました。私の人生であり、生きる理由、喜び、苛立ち、幸せ、悲しみ、全てでした。私にとってたった一人の大切な存在を失い、ずっと涙が止まりません」と、深い喪失感と悲しみを語っている。
嬉しいときも悲しいときも、必ず飼い主の心に寄り添ってくれる愛犬。私たち人間は、愛情を与えているようにみえて、じつはペットからたくさんの愛情を与えてもらっているのだろう。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)