強盗に入った家で92歳女性を2時間も性的暴行 20代無職の男を逮捕
祖母といえる高齢の女性に、なぜこれほどの残虐な性暴行を…。
強盗目的で忍び込んだ家に、か弱そうな女性が1人でいた場合、性的暴行を受けることがしばしばある。このたびオーストラリアで、超高齢女性がその被害に遭ってしまった。『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙などが報じている。
■強盗および性的暴行
ニューサウスウェールズ州シドニーのコンコードで、今月23日午前2時ごろ、92歳の女性が自宅に押し入ってきた28歳の男に財布を奪われ、強姦の被害にも遭った。
午前4時ごろの通報で警察官が女性宅に駆けつけたが、性的暴行は2時間弱に及んだといい、女性は心身に大変なダメージを受けて地元の大きな病院に搬送された。
■最高で懲役25年の実刑判決
この事件で、ニューサウスウェールズ州警察は翌日の24日午後5時ごろ、クレイグ・アンソニー・ウィートマンという28歳の無職の男を逮捕した。
ウィートマン容疑者は、女性宅への不法侵入、暴行、強姦、強盗ほか複数の重い罪に問われるとみられ、裁判で有罪判決を受けた場合、最高で懲役25年の実刑判決が下る可能性があるという。
■「あり得ない残虐さ」
女性は独り暮らしで、男が逃走した直後、救急医療が必要な時のために息子が設置してくれた警報装置を作動させ、身の危険を知らせていた。それを受けた息子が、母親宅で異常が起きていることを警察に通報したという。
州警察・児童虐待/性犯罪課の捜査司令官を務めるクリス・ゴッダード氏は、メディアの取材に「私の30年にわたる勤務において、これはもっとも残虐な性暴行事件です。女性が負った傷は深く、完治までしばらく時間がかかるとのことです」と話している。
■「どの家でも誰でもよかった」
その女性宅に侵入した理由について、ウィートマン容疑者は取り調べのなかで「どこでもよかった」と供述。超高齢の女性を襲ったことについても、「たまたまそこにいたから」などと話しているという。
なお、25日にはシドニーのバーウッド地方裁判所に出廷するよう求められたが、同容疑者はこれを拒否。弁護士は「ウィートマンさんは保釈の申請を行うつもりはないとのことです」と述べている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)