指原莉乃から島村嬉唄まで ハロプロ経由アイドルという隠れた逸材ルート

元ハロプロの島村嬉唄がアイドルグループ『きゅるりんってしてみて』に参加し、話題。ハロプロ経由アイドルの魅力の秘密を分析。

■異例アイドル・和田彩花

一方で、ハロ自体は伝統あるパフォーマンスアイドルとして「アイドル界の宝塚」の様相を呈していく。その反面、破天荒にハロをはみ出していくアイドルに近年、着目できる。

昨今、注目されているのが元アンジュルムの和田彩花であろう。伝統的なハロアイドルの経験が逆にアイデンティティを問う契機となり、仏像や美術への関心を経て、大学院修士課程を修了し、今やジェンダーを論じるまでに至る。

ハロはサブカルイメージも強く、その意味では和田は、サブカルを徹底したハロ出身アイドルとなったとも言えるだろう。


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■ZOCの巫まろと戦慄かなの

元アンジュルムの福田花音は、ハロを卒業後、作詞活動に励んでいたが、事務所であるアップフロントプロモーションを脱し、ZOCに加入し、巫まろ(かんなぎ まろ)を名乗る。

ZOCは、大森靖子がプロデュースし、最近、戦慄かなのの卒業騒動で知られた。冒頭で紹介した島村が参加した『きゅるして』には、戦慄が関わっているとみられている。


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■メジャーアイドルの多様化

『きゅるして』には、最近、秋元康プロデュースの青春高校3年C組アイドル部を卒業した兎遊たおもメンバー入りしており、注目だ。また島村は、先日にもインスタライブでハロプロを辞めるに至った家庭の事情を涙ながらに説明し、話題を呼んでいる。

以上のように、 近年ではハロをはみ出すハロ出身アイドルが、指原・柏木より続くハロ経由アイドルとして、結実しつつあると言えるだろう。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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