元彼の性的写真を知人ら30名に大量に郵送 リベンジポルノで32歳女を逮捕
交際相手に、自分の裸の写真を送る行為。その場の雰囲気で何となく、酔った勢いでつい、などはいずれも禁物だ。
リベンジポルノの被害者は、女性だけとは限らない。交際相手に性的な写真を渡していた場合、つまらない別れ方をすると、男性も同様の被害に遭うようだ。ある事件の話題を、アメリカの『FOX29 News』などが報じている。
■被害者男性は元同僚
米国・ルイジアナ州カルカソー郡のレイクチャールズという町で、昨年12月28日、サラ・D・ファリスという32歳の女がリベンジポルノ防止法違反の容疑で逮捕された。
日本円で800万円弱の保証金を支払ったことで、即日ファリス容疑者の身柄は保釈に。被害に遭った男性は恋人だった元同僚とみられているが、個人的な情報は一切明らかにされていない。
■「まさか彼女に限って…」
ファリス容疑者は、元彼の性的な写真を180枚プリントアウトし、彼の知人や友人ら、少なくとも30名に郵送した疑いが持たれているが、封書には彼の品位を傷つける手紙も。捜査のかく乱を狙ってか、封書はわざわざテキサス州のポストから送られていた。
ただし同容疑者をよく知る元同僚や隣人は、警察に「まさか彼女に限って…。彼女はそんなことをする人ではない」と話しているという。
■罪状は180件にも
カルカソー教区保安官事務所はファリス容疑者の起訴にあたり、リベンジポルノ防止法違反を中心に、罪状は150件にもおよぶとしていた。だが余罪の発覚で、1月14日には追訴が決定したとしている。
再びの逮捕にも、160万円ほどの保証金を支払い、身柄は再び保釈された同容疑者。しかし罪状には30件が加わったという。
■裸の写真を送った経験は?
しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女1,880名を対象に調査したところ、「自分の裸の写真を誰かに送った経験がある」と回答したのは全体の8.0%。トップは20代女性の15.9%で、それに20代と10代の男性が12%超で続いている。
リベンジポルノに遭い、「恥ずかしさで一生立ち直れないと感じた」と言う被害者は多い。画像の複製などいとも簡単で、完全なる削除や回収は不可能だからだ。
交際相手に裸の写真を送る行為は、別れた瞬間に悪夢へと変わることを、若者はもっと意識してほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10~60代の男女1,880名(有効回答数)