終電繰り上げ初日の渋谷駅 混雑や混乱なく改札口シャッターが降りる
30分程度終電が早まったJR山手線。繰り上げ初日の渋谷駅の様子を取材した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令中の首都圏。JRや私鉄各社は20日から最終電車の繰り上げを前倒しでスタートした。本来、JR各社では3月13日から計画されていたものだ。
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■終電はガラガラ
JR渋谷駅では山手線外回りの終電(池袋止まり)が0時33分に、内回り終電(品川止まり)が0時39分にそれぞれ繰り上げられた。記者は、恵比寿駅発0時30分の外回り最終電車で渋谷に向かったが、どの車両も空席が目立ち、立っている乗客はゼロ。乗客はほぼ若者だった。
また、終電間際の渋谷駅前スクランブル交差点にも、ほとんど人の姿は見られなかった。飲食店の20時閉店やステイホームの呼びかけが、ある程度功を奏しているようだ。
■閉まるシャッター前には取材陣
すべての電車が出発した後、ハチ公口のシャッターがゆっくりと閉じられた。シャッター前には乗降客以上に取材陣の姿が目立つ状況。
スクランブル交差点の大型ビジョンも消され、静かに夜の帳が下りた渋谷の街からは、新しい生活様式が確実に定着しつつある様子もうかがえた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)