“鼻出しマスク”49歳の受験生、不退去容疑で逮捕 茂木健一郎氏も改めて言及
波紋を広げている、“鼻出しマスク受験”問題。受験生の情報やその後の状況等が明らかになる中、茂木健一郎氏が一貫した主張を続け、注目を集めている
■茂木健一郎氏も改めて言及
この“鼻出しマスク問題”について、試験官の対応に疑問を投げかけていたのが、脳科学者の茂木健一郎氏だった。
受験生の逮捕報道や年齢が公表されたことへのインターネット上の反応を受けて、茂木氏はYouTube動画にて「男性の行為が良かったとは一言も言っていない」とし、「マスクという身体に関わるものは人によって感じ方が違う。非典型的な人は、繰り返し注意を受けるとかえって精神のバランスを崩すケースがある」と改めて言及。
ツイッターでは「49歳」がトレンドに上がったが、「非典型的な人は、何歳だろうと関係ない」とも訴えた。
■「公平かつ客観的に検証すべき」
続けて、茂木氏は「非典型的な反応をする人もいるということをなぜ考慮しなかったのか」「受験生の番号を控えておいて、後で事情を聞くべきだったと思います」と、試験官の対応を改めて疑問視。
そして「大学入試センター側も逮捕されて一件落着ではなく、そもそもどういう経緯でこういう事態が起こったのか検証すべき」と私見を述べ、「試験会場で黙って座っていることが苦痛なお子さんというのはいらっしゃる」「単にルールを適用するだけでは対応できないケースは出てくるので、そのことについての理解を我々が共有する必要がある」と訴えた。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)