酸素補給なく水に潜り3分35秒も歩いた男性 ギネス世界記録の認定員らも仰天
驚くような心肺機能の持ち主といえば、シンクロナイズドスイミングの選手などが思い当たるが…。
思いっきり空気を吸って息を止め、水に潜った状態で、どれくらい持ちこたえることができるだろうか。『ギネス世界記録』がこのほど紹介したクロアチアの男性が、あまりにもすごいと話題になっている。
■認定員が忘れられない記録
『ギネス世界記録』には、大きく息を吸って深いプールに潜り、底に立ってからどれほど長く水中を歩けるか、という挑戦がある。その挑戦で、圧倒的な心肺機能で記録を打ち立てた男性がいることが、公式のツイッターやYouTubeで改めて紹介された。
ギネスの認定員やカメラマンは驚くような人を度々見てきたはずだが、その男性は彼らにとって「忘れられない1人」だそうだ。
■3分半まったく呼吸せず…
男性は、クロアチアのスプリットに暮らすボリス・ミロシック(Boris Milosic)さん。2020年3月1日、『ギネス世界記録』の認定員やカメラマンなどが見守るなか、深いプールに潜り、酸素補給なしで96 メートルの水中歩行を成功させていた。
3分35秒もの間、水面から顔を上げることが全くなかったのだ。
■フリーダイビングは14歳から
ボリスさんは7歳のときからダイビングを始め、14歳のときに、息を止めたままどこまで深く潜れるかを競う「フリーダイビング」の楽しさを知ったという。そして現在まで、週に5回のトレーニングを欠かさないそうだ。
水をかくことはせず、腰を曲げて後ろで手を組み、前のめりになって歩くことが最も効率のよい姿勢。苦しさを感じない秘訣としては、「精神の集中」を挙げている。
■万が一、船が沈没しても…
『ギネス世界記録』が1月6日にYouTubeの公式チャンネルで紹介した「Longest Underwater Walk – Guinness World Records」という動画は、約13万の閲覧回数を記録し、3,800ほどの「いいね」がついている。
万が一、乗っている客船が沈没するような事故に見舞われても、唯一生き残れそうなボリスさん。その超人的な心肺機能を称えるコメントのほかに、「訓練すれば誰もがそうなれるのか」といった疑問の声もあるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)