今川焼そっくりな「片手で食べられるお好み焼き」が話題 誕生秘話をメーカーに直撃

今川焼風お好み焼きがSNS上で大反響。人気の秘密をメーカーに聞いてみた。

2021/01/16 08:00

片手で食べられるお好み焼きパッケージ
(画像提供:ニチレイフーズ)

1920年、北海道森町で初めて事業化した冷凍食品は今年で101年目を迎えた。日本冷凍食品協会によると、市場規模は1兆円を超えて今なお成長を続けているという。そのフロンティアカンパニーの「意外なお好み焼き」が話題を呼んでいる。


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■ふんわり感満載

ニチレイ(東京都中央区)は、戦後の食糧難の時期に学校向け冷凍食品の提供を皮切りに、1964年東京オリンピック選手村への冷凍食品提供等の実績を持つ。

今SNS上で話題になっているのが、ニチレイフーズの「片手で食べられるお好み焼き」だ。キャベツ、卵、豚肉、ソースをふんわり生地で包んだ、片手で食べられるサイズが特徴。ソースが生地の中に入っているため、手を汚さずに食べることができる。

片手で食べられるお好み焼き
(画像提供:ニチレイフーズ)

レンジでチンして、1個50秒(600W)完成するため、軽食やおやつ、夜食としても人気だ。SNS上では「名前も直感的で素晴らしい」といった声があがっている。

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■ワンハンド食がトレンド

ここ数年、単身世帯の増加や共働き率の向上などを背景に、忙しい日々の中で手を汚さずに片手で簡単に食べられる「ワンハンド食」がトレンドになっている。また、コロナ禍でテレワークでの食事が注目され、「テレ食」というワードも誕生しワンハンド・トレンドが加速中だ。

お好み焼きはもともと人気メニューだが、巣ごもりの影響から家庭での調理機会が増え、それにともないお好み焼き粉の売上もアップしている。家族団らんの機会ができて、しかも野菜がたくさんとれるところも人気の背景にある。

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■ニチレイ独自の技術も