裕福な家庭の15歳少年が50歳母を自宅で殴殺 犯行動機は一切不明

その時、少年の心は何に支配されていたのだろうか。苛立ちや怒りだけではあるまい。

2021/01/12 11:00

怒る少年
(Serghei Turcanu/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

多感な時期にある少年は、家族に対して寡黙になったり、喧嘩が多くなる傾向にある。それでも生み育ててくれた母親のことは強く信頼し、心の拠り所にしているはずだが…。

理解に苦しむような殺人事件が起きたことを、米国の『The Dallas Morning News』『NBC News/DFW』などが報じた。


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■父親の留守中に自宅で…

3日の午前1時頃、米国・テキサス州コリン郡のマッキニー市でステイシー・エレン・バーニーさんという女性が、ドネルソン通り沿いにある自宅で不審死を遂げた。

通報者は、外出先から戻り異変に気付いた夫。「妻が死んでいる。殺されたかもしれない。すぐに来てほしい」と、マッキニー警察に助けを求めたという。

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■不審者の犯行ではなかった

現場に急行した警察は、自宅内外に設置された監視カメラの映像を確認した。不審者が侵入してステイシーさんを襲った可能性が考えられたものの、そうした形跡はなく、15歳の実の息子に激しい暴力を受けていたことが判明した。

息子は逃走中に身柄を取り押さえられたが、犯行動機についてはまだ何も語られていないという。

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■豪邸暮らしの裕福な家庭

テキサス州において、コリン郡の住民は平均所得金額が極めて高いことで知られている。事件の舞台となった地区も美しい邸宅が立ち並ぶ閑静な住宅街で、一家の自宅はドネルソン通りの角に立つ、特に立派な豪邸だ。

裕福な家庭であっても、そこに暮らす人々の心が幸せで満たされているとは限らないとして、人々は少年の口から語られる犯行の動機に関心を寄せている。


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■親を心底憎んだことは?

実の親であっても時には疎ましく感じることはあるが、心の底から「憎い」とまで感じることはあるのだろうか。

しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,732名を対象に調査したところ、「親を憎んだことがある」と答えたのは全体の35.1%だった。

親を憎んだ経験者の割合

だが、憎しみや嫌悪の感情がいくら募っても、事件を起こすことは許されない。親の命を奪うような罪を犯せば、待っているのは重い刑罰、自分の人生も破滅するだけだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日 
対象:全国10代~60代の男女1,732名 (有効回答数)

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