高額宝くじがキャリーオーバーで500億円超に 9月から当選者現れず

キャリーオーバー(繰り越し)で一等賞金がとてつもない額になっている、宝くじ好きなら、そう聞いてワクワクするのは当然だ。

2021/01/11 19:00

宝くじ
(TkKurikawa/iStock Editorial/Getty Images Plus/写真はイメージです)

昨年9月中旬から当選者が現れないため、賞金が次々と繰り越されているという、ある高額宝くじ。なんと500億円超に膨れ上がっていることを、米国のメディア『PEOPLE』『NBC News』などが伝えている。


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■キャリーオーバーが続く

「ジャックポット」の響きも豪快な、アメリカで大人気の宝くじ『メガミリオンズ』。昨年9月15日の抽選から一等の当選者がまったく現れないため、キャリーオーバー(賞金の繰り越し)が延々と続いている。

この次の抽選は8日深夜に行われるが、もしも当選者が1人出れば、日本円にして500億円を超える賞金をゲットすることになる。メガミリオンズ史上8番目に高い当選金額だそうだ。

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■約3億分の1の確率

最低当選金額が日本円にして約15億円というのも魅力で、2等でさえ2,000万円を軽く超えるメガミリオンズ。

白いボールが次々と選ばれて5個横に並ぶが、その1つずつに描かれている数字は1からなんと70まで。そこに続く色付きのメガボール1個にも、1から25までのどれかの数字が描かれている。

その6つのボールの数字がすべて一致すると「ジャックポット」となるが、確率は約3億分の1。「運が強い」程度で当たる話ではないようだ。

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■1,560億円を独り占めした例も

アメリカでは2016年1月、「パワーボール」の数字を選ぶ宝くじで15億8600万ドル(現在の為替相場では約1,650億円)もの高額ジャックポットが出た。当選者が3人いたため、賞金は3等分されたという。

続いて2019年には、再び15億ドル(約1,560億円)ものジャックポットが。そのときは、サウスカロライナ州在住のたった1名の当選者が、賞金を独り占めしたと報じられている。


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■受け取りは一括か分割か

アメリカの宝くじの当選金の受け取り方法は、一括と30年ほどの分割の2種類。一括を選ぶと6割ほどが税金として引かれるが、多くが一括を選び、その理由は「高齢者が多いから」とされてきた。

しかし昨年3月には、史上3番目の高額となる7億6,800万ドル(約800億円)のジャックポットを24歳の男性が当てた。税金を引かれ、一括で約360億円を受け取った彼は、「人生おかしくなる」と別の意味で騒がれてしまった。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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