ずさんな豊尻術で中身が漏れ… 足の甲がコッペパンのようになった女性の悲劇
不自然に膨らませたバストやヒップ。それらは強い接触や越年で崩れていくことも稀にはあるというが…。
整形手術は、やはり豊富な実績で信頼を集めているクリニックでやってもらうのが一番だ。粗悪な材料を使った、医師免許も怪しい人物による、格安な施術ほど怖いものはない。そんなニュースを英国のメディア『The Sun』などが報じている。
■コッペパンのような足の甲
ブラジル・ゴイアス州のアパレシダ・ジ・ゴイアニア市にある緊急医療センターに、このほど運ばれてきたルアラ・ブティエリス・ヌネス・コエーリョさん(31)。介護福祉士の仕事を愛するトランスジェンダーだ。
ルアラさんは数ヶ月前から脚がむくむようになり、足の甲が大きなコッペパンのごとく赤茶色に腫れあがり、ついに歩けないほどの激痛に見舞われたという。
■10年経過で起きた異変
医師に「10年前、格安の豊尻術を受けていた」と話したルアラさん。年月の経過で中身が漏れ出し、尻が扁平になるにつれ脚が腫れあがっていったことを説明した。
モルヒネが投与され、医師の適切な処置により現在は少しずつ回復しているが、「もう少し放置していたら足の組織が壊死し、切断を余儀なくされるところだった」と告げられたという。
臀部に注入されていたのは工業用シリコン。それはルアラさんの体内に散らばり、しこりを形成しているため、MRI検査を経て治療はしばらく続く模様だ。
■違法施術はその後が怖い
何かを注入する、詰める、埋め込む施術。年月の経過とともに、そこに不具合が生じてくることは想像に難くない。違法な施術であれば、その確率はぐんとはね上がるはずだ。
人気ラッパーのカーディ・Bは2018年4月、米誌『GQ』とのインタビューで、ストリッパー時代に違法な豊尻術をニューヨークで受け、散々な経験をしたことを激白した。
麻酔もかけない激痛のなか、正体不明な液体を臀部に注入され、ある時それが5日ほどかけて外に漏れ出してきた。そのエセ医師を再び訪ねてみたところ、「死者が出て逮捕された」と聞いたという。
■お尻好きは少数派
しらべぇ編集部が、全国の20~60代男性750名を対象に調査を実施したところ、女性の胸とお尻では「胸のほうが好き」と答えた人が6割を超え、お尻派は36.9%にとどまっている。
美尻といっても、形や大きさについて好みは色々。人種や国民でみる平均的な体形の概念もあり、「大きければセクシー」という考え方には疑問の声も多いようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代男性750名(有効回答数)