結婚破綻しホームレスになった父親 写真を頼りに探し出した孝行息子が話題に
祖父の死を経て、子供のころから何年も会っていなかった父親に「どうしても会いたい」と願った男性がいる。
両親の結婚破綻を経て、父親と徐々に疎遠になったある息子。それから11年。大人になった息子がようやく父親と再会したことを、『Metro』などが報じている。
■父親がホームレスに
英国で暮らす20代男性の両親は、男性が幼いころに別々の道を行くことを決意。男性の世話は母親が引き受け父親は家を出たが、親子の時間を蔑ろにすることはなかった。
しかし両親の仲は険悪になる一方で、いつしか男性も父親を疎ましく思うように。会うのをやめたのは12歳の頃で、それからは話をすることもなくなり音信不通になった。
生活の拠点と家族を失った父親の生活は荒れ、いつしかホームレスに。父親に会う機会は全くなくなってしまったが、男性は立派に成長した。
■父親探しを決意した息子
そんな中、男性の祖父が死去。命には、限りがある。そう痛感した男性は60代後半になっているはずの父親の存在を意識し、どうにかして探し出したいと願うようになった。
父親の肩に乗り大はしゃぎした幼い頃。自転車の乗り方を教わった楽しい日々。そんな思い出ばかりが蘇り「どうしても会いたい」と願ったが、手がかりは、たった1枚の古い写真だけだった。
だが男性はあきらめず、SNSに写真をアップするなどして情報提供を呼び掛けた。その結果、「この人を知っている」という人物との接触に成功。父親がホームレス生活を経て暮らし始めた家の住所を聞き、さっそくそこに向かった。