滝で自撮り中に滑落した男性が脳損傷 コロナ禍の救出活動は報われず死亡
大好きな自然を満喫し、写真撮影を楽しみたい。そう考え滝に向かった20代の男性が、現場で滑落死した。
美しい滝を見に行き、自撮りを楽しんでいた男性。しかし滑落事故を起こし死亡したことを、『New York Post』などが報じている。まだ20代前半。これからという時に起きた、まさかの事故だった。
■滝を訪問した男性
ブラジルで暮らしていた男性(22)が、12月19日に友人たちと一緒にある滝を訪問した。高さ約10メートルの場所に立ち美しい風景を楽しんだ男性は、さっそくセルフィー撮影を開始。しかし滝付近は濡れており危険な状態で、男性もある瞬間に足を滑らせ岩場に落下した。
その衝撃はすさまじく、頭を岩に叩きつけられた男性は意識不明に。慌てて岩場に下りた友人らは、必死に手当しながら救助を要請した。それを受け救助隊はさっそく現場を目指したが、滝にたどり着くのは至難の業だった。
■救助隊の苦労
滝がある場所は遠く、しかも自然のど真ん中とあって簡単にはたどり着けない。
それでもどうにか現場に到着した救助隊だが、その後は滑らないよう慎重に岩場に降りる必要があった。それに成功した救助隊は、マスクをつけたまま男性の状態を確認。処置を施し、救急車の乗り入れが可能な場所まで男性を引き上げた。
まさに命がけで救助活動を行ったものの、男性の状態は極めて悪く、声をかけても反応すらなかった。