18歳男が交際相手の元カレを逆恨みし暴行 止めに入った母親を車でひき殺人罪に

4人の子供を残し殺されてしまった母親。容疑者たちには十分な反省を求 め、重い刑を望む声が多い。

2021/01/01 17:00

車でひかれた女性
(KatarzynaBialasiewicz/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

18歳の男が、友人の母親を車でひき殺すという事件が発生。しかもその車には、友人が以前に交際していた少女も乗っていたということを、イギリスの『Daily Mail』やアメリカの『LATIN TIMES』などが報じている。


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■牧師の息子が女性をひく

11月9日、米国・フロリダ州のポルクシティで、図書館の司書をしていたスゼット・ペントンさん(52)という女性が車にひかれ、病院に搬送された。

車は町にあるプロテスタント教会が所有するバンで、運転していたのは牧師の息子エリジャ・スタンセル(18)。スゼットさんは、エリジャの友人であるハンターさんを含む4人の子供の母親だった。

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■恋愛関係のもつれが原因か

警察が調べを進めると、事故は過失ではなかったことが判明した。スゼットさんの息子であるハンターは、エリジャの交際6ヶ月になる恋人キンバリー・ストーン(15)の元交際相手。

しかもキンバリーは最近、別れたハンターさんに対し、嫌がらせをしたり脅すようなメッセージを送りつけていたことが学校に知られ、停学処分をくらっていた。

その処分にキンバリーは腹を立て、エリジャもハンターを憎むように。そして2人は、レイヴン・サットン(16)とハンナ・ユーバンクス(14)という年少の友人を乗せた車でハンターさんの家へ行き、彼を暴行した。

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■殺人未遂から殺人罪に

エリジャらがハンターさんを暴行していたところに、母親のスゼットさんが帰宅した。追い払われ車に戻ったエリジャだったが、怒りは収まらず、スゼットさんに向かって車を発進。近隣住民が騒動に気付いて通報し、その様子を撮影して警察に提出した。

スゼットさんは病院に搬送されたが、3週間後に死亡。そのため起訴の内容は、殺人未遂から殺人罪に切り替わっている。ハンターさんに暴行を働いたレイヴンとハンナも起訴されているが、未成年であるため、エリジャのような重い罪には問われない模様だ。


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■付き合っていた人を思い出す?

しらべぇ編集部が全国10〜60代の交際経験がある男女1,339名を対象に調査を実施したところ、「以前に付き合っていた相手のことをよく思い出す」と答えた人は全体の36.7%だった。

年代別では、このたびの事件の原因となったキンバリーと同年代の10代女性を含め、ほとんどの年代で女性より男性の割合が高いことがわかる。しかし突出しているのは、被害者であるハンターさんと同年代の10代男性でもある。

以前に付き合っていた人のことをよく思い出す性年代別グラフ

今の時代は携帯電話やSNSの普及により、以前の友人や恋人ともつながりやすくなっている。ハンターさんがなぜキンバリーから嫌がらせを受けていたのかは明らかにされていないが、破局後も彼女に連絡をとろうとしていた可能性はゼロではない。

後のトラブルに発展しないように、別れる際にはお互いにきちんと心の整理をつけ、再会を楽しめないのであれば、思い出すだけにとどめておくのが良いだろう。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年10月28日~2019年10月30日
対象:全国10代~60代交際経験がある男女1,339名(有効回答数)

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